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プレイエクスペリエンス
2008.12.22 Monday | category:ゲーム開発
JUGEMテーマ:ケータイゲーム
前回は、ワーでは「気持ちいいゲーム」を作りたいと書きました。
じゃあストーリーゲームは作らないのか、ストーリーゲームを下に見てるのか
といえば、別にそうではないです。
ただ二つの理由から、「ストーリー重視のゲーム」より、「気持ちいいゲーム」を
作りたいのです。
1.短い時間のプレイでも、ちゃんと楽しませたいから
2.ゲームとして「気持ちイクナイ」ゲームになっちゃうから
3.全世界へGO!したいから
JUGEMテーマ:ケータイゲーム
1.短い時間のプレイでも、ちゃんと楽しませたいから
これは、iPodやiPhoneが携帯ハードだってところが大きいです。
家で楽しむ据え置きハードだったら、時間がある時に、
気合入れて長時間プレイできるっていうのもいいですが、
外でプレイされる可能性が高い携帯ハードだと、そうはいかない。
通勤通学のバス・電車の中やら待ち合わせの時間なんかにも
プレイするだろうし。
でもそんな短時間でも、「おもしろいな」と思わせたい。
「単なる暇つぶし」で終わるのではなく、「楽しい暇つぶし」に
したいと考えています。
そうなってくると、ストーリーものはキツい。
ぶっちゃけ、ストーリーものって、ストーリーが完結するまでは
本当におもしろいのかどうかわからないわけで。
最後までプレイしたら名作だったとか、つまらなかったっていうのは
よくある話。
もちろん、連続ものの漫画やドラマを1回だけ見ても楽しめるように、
最後までプレイしなくてもそこそこは楽しめると思います。
でもそれにしたって、せめて1クエスト分──ダンジョン一個、
中ボスを倒す程度プレイしないと、おもしろなーとは思えないんじゃないかなと
考えているわけです。
2.ゲームとして「気持ちイクナイ」ゲームになっちゃうから
TVを見ている時にCMが流れると、まあ大抵の人が邪魔だなーと思います。
だからビデオデッキにCMカット機能とか付くワケですな。
逆に、話題のCMがどうしても見たくて、番組自体に興味はないけど、
CM放送時間帯にスタンバイしてると、番組が邪魔に感じます。
まあそんなことは稀ですが、俺は最近20年後のサザエさんのCMが
どうしても観たくて、こういう思いをしました。
で、ようするに、「遊び」を楽しみたいときに、「ストーリー」を
熱く語られても、うざったくなっちゃうと思うんですね。
もう話はいいから、さっさと次の面遊ばせてよ、みたいな。
もちろん、「ストーリー」を楽しみたいときに「遊び」を盛り込まれても
うざったくなっちゃう。
ストーリーの続きが気になるのに、ボスが倒せないから、続きが見れない──とか。
で。
ワーが目指しているのは、「遊び」の部分が「気持ちいイイ」ゲームなので、
あまり「ストーリー」を重視してしまうと相性がよろしくない。
そう考えているわけです。
3.全世界へGO!したいから
APPLE社のAPP STOREができたことで、全世界に対してアプリを販売することが
できるようになりました。
ワーもできれば、全世界の人にワーのゲームを遊んで欲しいと考えています。
そのためには、言葉が壁になります。
で。
ストーリーというのは、複雑なもの、深いものをやろうとすると、
どうしても言葉に依存する部分が大きくなってしまう。
もちろん、サイレント映画のようなものもあるので、言葉がないと
ストーリーが表現できないというわけではない。
ないけれども──言葉という要素を削ることで、ストーリーの
表現の幅が狭まることは事実なワケです。
だとすれば──ストーリーに頼らないものを作った方がいい。
そう考えているワケです。
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